利用者からみた足を運びたくなるお店の条件

複数の移動販売車が集まる場所に行くと、一つのお店だけ長蛇の列で、他のお店は閑古鳥・・・なんて光景を見かけることがあります。

ここでは利用者の立場から、「足を運びたくなるお店の条件」を考えて見ました。

1.おいしさ!

買いに行きたくなる一番の理由は、なんといってもおいしさです。

人気のあるお店は、実際に食べてみると分かるのですが、何度でも来たくなるような魅力的な食事を提供してくれているのです。

もっとも、あまり続けて行くと飽きてしまうため、本当にお気に入りのお店にはわざと間隔を開けて行くようにしています。

都内におばさんが一人で切り盛りしているアジア料理のお店があります。何の改造もされていない、何のデザインもされていない普通のクルマでオフィス街にやって来ます。店名もメニューも掲げません。保健所の許可をキチンと取得しているのかと疑ってしまうぐらいです。

しかし、口コミでOLの間に美味しいという評判が広がり、12時には長蛇の列ができるようになりました。数に限りがあり、すぐに売り切れてしまうので、お客さんに整理券を渡しているほどです。

逆に、非常に凝った外装のクルマで来ているのにもかかわらず、肝心のお客さんが全然来ていないお店も見かけることがあります。

クルマのデザインやメニューの見せ方は凝ったほうが楽しいのですが、料理の評判が良ければ売上げにはあまり関係ないのかもしれません。

2.決まった出店場所!

私がよく行く場所は、都内の大きい交差点のそばにある広場です。

ある日、その広場で新顔の移動販売車を見つけました。試しに商品を購入してみたら・・・おいしい!

そして、次の週に同じ場所に行くと・・・いない!

実はこういうお店が結構多いのです。一日だけ出店してみて来客数が少ないと判断し、すぐに別の場所へ行ってしまうお店を多く見かけます。

しかし、そんな場所でも辛抱強く出店し続けて確実に常連客を増やしているお店があります。最初はヒマそうなお店が、次第に行列の出来るお店になっていくのが目に見えてわかることがあります。

出店場所が一定していないと、買いたいものも買えません。

3.コストパフォーマンス!

移動販売の競合としては、街の定食屋さん、コンビニのお弁当、同業者などが考えられます。

OL・サラリーマンは、お財布を握りながら安くて内容の濃いランチを求めてオフィスからでてきます。

彼らのほとんどはランチに関して値段にシビアなので、出店場所周辺の競合を調べて、優位に立てる商品提供と価格設定をすることが集客のカギとなります。

お味噌汁やサラダ、もちろんお茶までついて800円ほどの定食を出すレストランが多く集まる地域では、800円のお弁当はちょっと高いような気がします。また、コンビニ弁当と見た目が変わらないような量とメニューで、値段が700円のお弁当は割高な印象を受けます。

これらの場合は単に安くするのではなく、コンビニ弁当より少し高い値段に設定し、メニューを魅力的にすれば良いでしょう。実際、都内の移動販売では650~750円程度の充実したメニューのお弁当を売る移動販売車が多いです。明らかに定食よりは安く、コンビニ弁当よりは高いです。

4.オーナーの笑顔

素敵なお弁当に加え、素敵なオーナーの笑顔があれば、「また買いに(会いに)いこうかな。元気でやってるかな、いっちょ見に行ったるか!」という気になります。

これが移動販売の最大の魅力なのです。いつもの場所に買いに行っても、急なお休みでいなかったりすると、体調不良なのかなと心配してしまいます。また買いに行ったときに、元気な姿を見られるとほっとするのですが。固定店舗では経験できないことです。

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